季節が逆、の南半球にあるオーストラリア。あったかいところへの旅行がメインの我が家ではいつも夏休みの旅行候補からは真っ先に外れちゃう。かといってベストシーズン冬休みにはかなりお値段が。。。ということで我が家としてはハードルが高かったオーストラリア。今回旅行どころではなかった冬休みを経てやっとみいちゃんの受験生活も終わったことだし、春休みならギリプールにも入れるんじゃない?ってことでようやくオーストラリア旅行が現実に。ちょっとオーストラリアの雰囲気を味わいつつリゾート気分をという事で候補に挙がったゴールドコースト、ケアンズのうち大手航空会社で行ける方に決定。というわけで2017年4月1日〜4月6日の4泊6日でゴールドコースト、ブリズベンに行ってきました。
1日目〜2日目
まだまだ小さい子供たちが一緒の旅行ということもありやっぱり大手航空会社を利用したかった私たち。(ヨーロッパにてとあるLCC利用時に、いきなりフライト時間を前に💢変更され、指定時間に行ったらもうゲート閉まっちゃったと言われたという経験もトラウマだ。もちろん返金はなかった。)しかし、今ではLCCであるJetstarがメインとなりつつあるオーストラリア。東京から大手航空会社で直行便で行けるのはシドニー、メルボルン、ブリズベン。ゴールドコーストはブリズベンから車で1時間ちょっとだからまずはブリズベンに、というのが王道だ。。しかし1時間を超えるドライブって乗り物激弱みいちゃん&未知数はるっちを抱える私たちにとっては結構ハードルが高い。行く時に撃沈したら帰りも同じ目にあうのでは、と滞在が楽しめなくなっちゃう。できるだけ地上での移動なしで行きたいなぁ。。。ということでシドニー経由でゴールドコーストまで飛行機で行くことに。
22時羽田発のQF026便。シドニー到着は翌6日の朝8時50分。夜便だから機内ではしっかり寝る!が基本なのに小学校を卒業したばかりのみいちゃんったらすっかり大人になった気分なのか変なことを誇る年頃なのかいくら言っても一睡もしなかった。悲劇はこの後入国審査にて。まさに審査官の質問に答えている途中でみいちゃんまさかのリバース。すぐ横にいたパパが直前に気付き対応したため、もしかしたら丁度コンピューターの画面を眺めていた様子の審査官は気付かなかったかもしれないけど。。。。💧何事もなかったかのように審査は終了し無事入国。オーストラリアでは食品の持ち込み制限が厳しくチェックされ、ちょっとでも違反があれば没収されるときいて緊張していた(違反には気をつけて準備したけれど幼児連れの我が家、それなりに日本の食べ物持ってました。。。)はずがそれどころではなくなった。ターンテーブル横のベンチでしばし休憩。掃除のおばちゃんに大丈夫?長いフライトだったのね?子供にはよくあることだよね。。。などと優しく声をかけていただく。オーストラリアでは滞在中もとても優しい方が多いなぁという印象を持ったのだけど、この方がその1人目でした。
国内線に乗り継ぐためターミナルを移動。このバスの中で陽気なオージーに話しかけられた。彼は日本人の奥さんと一緒に日本からダーウィンに戻る途中だった。ダーウィンは暑いけどとても良いところなんだって。今度行ってみたいな。今回は秋の街よりリゾートということでシドニーも素通り。かろうじて飛行機の中からかの有名なオペラハウスが見えた。一目でそれとわかった。
11時55分発QF1303便でゴールドコーストへ。空港で予約していたレンタカー屋さん(Hertz)に行ってみると。。。クラス指定だけでメーカーや車種はお任せだったけど、この車が大当たり!!革張りの気持ちの良いシートで走りも滑らか。こんな車なら子供達も酔わないかも。
入り口を逃してうっかり1度通り過ぎてぐるっとまわってきたりしたものの、30分ほどでホテル(JWマリオット・ゴールドコースト・リゾート&スパ)に到着。
夕方ゴールドコーストの中心街、サーファーズパラダイスへぷらぷらっと。ビーチまで続くメインストリートのカビルアベニュー(Cavill Aveneu)を中心にたくさんのショップが並んでいて結構賑わってる。カビルアベニューって歩行者天国だし、高層ビルが並ぶ都会の街ではなくてまさにリゾート地の街って感じ。
でもそこにあったスーパーマーケットwoolworthsはしっかりと生活の場なんだなって感じさせるサイズと充実ぶりでした。私たちは日本で見かける野菜との大きさの違いにびっくりしたり、sistemaのタッパー(後に日本のプラザとかで普通に売ってることに気づく)や珍しいお菓子に大喜びしたり。。。特にCadburyの Dairy Milk milk chocolateの Jelly Popping Candyフレーバーが我が家で大ヒット!!他のフレーバーは日本のスーパーでも売ってるけどこれはまだ日本で見たことがない。以来海外の空港で見かけるとうっかり買うように。口の中でぱちぱち弾ける食感がクセになる。4人でアイスクリームを食べたりスーパーを視察したりしつつメインストリートをビーチまで歩き。。。砂浜で砂の感触を楽しむ。ビーチに降り立ち大興奮のみいちゃんとはるっちはただただ裸足でビーチを走り回ってました。この日は日曜日だったからビーチ前の通りには出店がいっぱいで賑やか。
夕食はビーチからすぐのPancakes on the Rocksにて。オーストラリアでは有名なパンケーキのチェーン店のようです。ハワイにもあるアメリカのチェーン店、iHOPのような感じで、パンケーキ以外のメニューも充実。
3日目
今日はオーストラリアならではの動物たちに会いにカランビン・ワイルドライフ・サンクチュアリー(Currumbin Wildlife Sanctuary)へ。お部屋で昨日スーパーで買っておいたシリアルなどを食べて、朝食をさっと済ませたら早速車に乗って出発。ホテルから大体30分程で到着。
入園したら最初のエリア(Lorikeet Country)でまずはコアラ🐨。コアラと記念写真を撮るコーナーへ。並んでる間は「私がコアラ抱っこする〜」と言っていたみいちゃんでしたが、一つ前のグループの撮影中、まさに私たちの目の前でコアラ粗相!!係員は何事もなかったかのように顔色ひとつかえず地面を掃除してましたが、すっかり怖気付いたみいちゃんはコアラ係をあっさり辞退。コアラはママの手に。撮影は後で販売される写真を撮る園のカメラの他自分達のカメラを渡すと係の方が撮ってくれるのですが、私たちのカメラ、どういうわけか白黒モードが発動。カメラマンさんは一体どこを触ったんでしょう?謎。
ちょっと爬虫類エリア(Reptile Contry)を見てからすぐそばのLorikeet Stationから園内を走るミニ電車に乗ってPelican Countryを通り抜け、Wild CountryのWild Stationへ。ちょうどあったWild Burgersでランチ。食事スペースは屋外なのだけど、目の前に遊具が。普通の公園にもあるような遊具だけど、みいちゃんもはるっちも大喜び。さらに、はるっちはこの前のスペースにいた白いカラス風の鳥(私たちは空港の駐車場で遭遇して以来オーストラリアのカラスと呼んでいたけど、ほんとはオーストラリアクロトキ)にも興味しんしんで結構長居しちゃった。
コアラが屋外でたくさん飼育されているエリア(Koala Country)へ。コアラは多摩動物園でも見たことがあるけど室内でガラス越しだし、寝てるところばかりだったから、こんなにたくさん、しかも活発なコアラを見ることができて大満足。
その後、カンガルーたちのエリア(Kangaroo Country)へ。Kangaroo Outpostではカンガルーが放し飼い状態で地べたにゴロゴロ寝ている。本当にたくさんいるカンガルー(全員ゴロゴロしている)と自由に触れ合える。しかしさっきあれだけ鳥を追いかけていたはるっちは腰が引けている。。。と思ったのにその後たくさんのカンガルーが立ち上がって活発に動いているエリアに行ったらものすごくカンガルーに近づいていくではないか。あまりに近づきすぎてレンジャーに「あの子は危ないからもう少し遠ざけて」と言われてしまったほど。
Kangaroo Stationで意外と長時間並んでからまた園内電車に乗って最初の駅まで帰った。最後にお土産屋さんでTシャツなど買って終了。カランビン・ワイルドライフ・サンクチュアリーはとっても広いし、たくさんの動物もいて、参加型の催しや触れ合えるようなところもたくさんある(2018年に新エリアLost Valleyもできたらしい)から一日中楽しめるところ。私たちの場合は12時ごろ来て16時ごろまでいたけど、そんなに急ぎ足というわけでもなく、満喫できました。
その後ゴールドコースト随一のショッピングセンターと噂のパシフィックフェア(Pacific Fair)に立ち寄りちょっと子供服などをお買い物。たまたま行き着いたSeedというお店が可愛くてはるっちの服をたくさん買う。
夕食は同じエリア(Mermaid Beach)にあるSizzler(2020年オーストラリアのシズラーは全部閉店してしまったようだ)で。日本にもあるチェーンのファミレスだけど、サラダビュッフェだけでなくデザートビュッフェもあり、申し訳程度にある日本のものよりたくさんのチョコレートなどがあった。中でも、たくさんのm&m’sに大喜びのみいちゃんとはるっちでした。(次の日もここに夕食を食べに来た)シズラー前で空を見上げたらものすごく綺麗な星空だったことも忘れられない。
4日目
今日も朝はお部屋でちゃちゃっと買い置きのシリアルを食べてから、待望のプール!!実はこのホテルを選んだのはこのプールが理由。ここには砂浜付きの海水プールがあってお魚と泳げるのです。ネットで初めてこのプールを見た時に、楽しそう!!と。
しかし。。。よく考えたら(いや、考えなくてもわかるんだけど)みいちゃんもはるっちもお魚怖いっていう方のタイプだった💦2人ともわー!!って喜ぶ。。。ことはなく。。。明らかに腰が引けがちでした。しかももう秋のせいなのかプールにはちょっと寒かった、かも。それでも、ゲストはいっぱいいて賑わっていたのでそれなりのリゾート気分は味わえました。子供たちももう一つのプール、淡水の流れるプールでフロートマットでプカプカと楽しんでました。
お昼からはハーバータウン・アウトレット・ショッピングセンターへ。まずはGrill’dでランチ。オーストラリア生まれのヘルシーをコンセプトとしたハンバーガーチェーンだそう。そういえばサーファーズパラダイスでも見掛けた気が。
ショッピング後ママが「土ボタルを見に行ってみよう」と言い出した。大抵の場合、旅行はその場所の雰囲気を味わうことが目的なのであまり下調べをしない我が家。ママが知っていたのは「ゴールドコーストの山の方では土ボタルが見られるらしいけど、それはものすごく綺麗」ということだけで、他の家族は土ボタルって何?状態。当然どこに行けば見られるのか、といった詳細の情報はなし。ま、有名なものなら行ってみれば見られるんじゃない?ということでとりあえずゴールドコースト中心部から1時間弱というスプリングブルック国立公園を目指した。。。と思われる。1時間ドライブして山を登っていく。一応民家はあるようだけど山奥感満載で道の両脇にはちょっと鬱蒼と木々が茂るような道を行く。あ、トイレトレーニング中のはるっちがパンツのまま寝てしまったけど何事もないように祈ろうなどと言いながらも進んでいく。途中、ワラビーが飛び出してきて轢きそうになったりしながら、なんだかそれらしい駐車場に到着。だけど。。。完全に人気がない。。だーれも居ないし、一応トレイルというか徒歩で進めるような道もあったけどちょっと進むのを躊躇してしまうような感じ。。。諦めた。。。
いまだに自分たちがどこに居たのかは謎。しかも後で知るところによると土ボタルのシーズンは11月〜3月とのこと。(※土ボタルはヒカリキノコバエの幼虫で、世界自然遺産スプリングブルック国立公園内にある「ナチュラル・ブリッジ(Natural Bridge)」地区などの洞窟で11月〜3月に見られる。お尻が青白く光るのだけど洞窟内の暗闇に無数の小さい光が見えてとても幻想的らしい。)
結局そのまま引き返し、昨日と同じシズラーで夕食。残念!とはいえ、土ボタルの価値をあんまり分かってないのでがっかり感は少なく、ドライブ自体が楽しめたこと(我が家では画期的!)を喜んでいた。
5日目
今日はゴールドコーストからブリズベンに移動する日。朝はまたまたちゃちゃっとお部屋で済ませたら、チェックアウトをしてから、車はホテルに置いたまま歩いても行けるけど、ずーっと気になっていたトラムに乗ってサーファーズパラダイスへ。
トラムを降りたら駅の目の前にビラボンのショップがあり早速立ち寄る。この旅以降ビラボン、よく買うようになりました(日本ではネットで)。そこからそのままサーファーズパラダイスのビーチへ。ビーチに着くとみいちゃんもはるっちも大はしゃぎ。
砂浜だけじゃなく波打ち際でもバシャバシャと足をつけ、あー、止める間もなくはるっち全身びしょ濡れ。
着替えを済ませたら目の前のマクドナルドでランチ。トラムでホテルに戻る途中。。。来る時にどこかで落としたはるっちの帽子が道端のポールに引っ掛けられていた。ありがとう、拾ってくれた方。
午後3時ごろブリズベンに向かって出発。道もよくものすごく快適なドライブ。ゴールドコーストでも日々車で移動していたけど、車自体がよかったせいか2人とも乗り物酔いとは無縁だったけど、この1時間半ほどのドライブでも大丈夫だった。ブリズベンのホテルらしき場所に着いたものの、駐車場が見当たらず結構迷う。というのも今回はApartments @ 108 Albertというアパートのユニット貸しを利用したので、ホテルと違って見るからにここっていう感じではなく、住所はここなんだけど。。。というだけで。。。最終的に建物1階のレセプションの人に聞きに行ったら。。。昔アメリカに住んでたとはいえかなり忘れちゃった英語で込み入った話をということできっとかなりしどろもどろだったに違いないこちらの英語を一度も止めずに最後までしっかり聞いてくれた上に、懇切丁寧に場所を説明してくれた。結果、ゲストだけが入れる地下の駐車場に誘導されたのだけど、こういう親切さ(我慢強さ?)、オーストラリア旅行で特に印象に残ってます。なんとなく昔地理の授業に出てきた白豪主義とかの影響でアジア人って居心地悪いんじゃないかな、と勝手に思っていたけれど。。。ものすごくみんな親切で感じがよかったなぁ。
荷物を置いたら早速街を散策。街の中心地、Queen Street Mallなどをプラプラと。ゴールドコーストとは違ってこちらはリゾート地ではなく普通に大都市でした。高いビルが林立してその中にデパートやらショップやらスーパーも入っているような感じ。
アパートメントタイプでキッチン付きなので夕食はお部屋でお料理することに。調理器具や食器類は全て備わっていたので食材と調味料のみ買いました。みいちゃんが調理に挑戦。オージービーフのステーキを焼いてくれました。ホテルとは違う仕様のせいかより寛げるみたいではるっちもお家にいるかのようにのびのび遊んでました。
アパートは契約によって使える部屋の数が制限されるようで使える部屋の分だけ鍵が空いてる仕様で、1部屋少ない気がして言いに行ったらすぐに開けてくれた。食後はパパがすぐそばのスタバにコーヒーを買いに。中心地に近いエリアだけど夜でもちょっとそこまで1人で行こうかな、って思えるくらい治安が良さそうでした。
6日目
今日は帰国の日。ブリズベン空港は本当に市街地から近い。30分も掛からず着いちゃった。朝11時初のQF061便で帰りは成田空港着となりました。
オーストラリア、本当に親切で感じがいい方ばかりで気持ちよく過ごすことができました。道路事情もとてもよく、車酔いを心配しないでたくさん移動できたことも良かったな。また行きたいなぁ。