歳の差姉弟第16弾(3人だけど)思い出の地再訪!ニューカレドニア

2022年10月11日以降ワクチンを規定回数接種していれば日本に入国する際の陰性証明書の提出がなくなるとの情報が出て以来海外に行きたい!と思ってはいたものの、冬休みは諸事情によりそれどころではなく、春休みまで持ち越しとなっていた。ところが、もう成人したみいちゃんは今回お留守番だし、はるっちもなかなか多忙で弾丸しか無理だなぁ。。。と弾丸旅を検索していたら。。。ニューカレドニア発見。ここはその昔パパとママが結婚式を挙げた思い出の地。当時は遠くという印象だったけど意外と近いし時差も少ないしいいかも。。。ということで2023年4月1日〜5日まで3泊5日ニューカレドニアに行ってきました。

1日目
成田空港11:55発AC801便でニューカレドニア、ヌメア・トントゥータ国際空港(Aeroport de Noumea la tontouta)へ。離陸の2時間弱前に成田空港のチェックインカウンターへ行くと、さほど混雑もなく、インターネットで座席指定ができなかったし、もしかしたら満席に近く並び席は無理なのかもと思っていたのは杞憂で、実のところ座席はスカスカ。成田空港の搭乗口では外国の方のほうが多いのかなといった感じでした。8時間半のフライトで、2時間の時差があるため到着したのは夜10時半。真っ暗で、天気予報通り雨が降っていて、温度湿度とも高めでジメジメしてた空港は近代的で立派!!入国審査もスムーズ。入国したあたりでマスクを外した我々。ここから帰国便に乗るまでマスクを着用することはありませんでしたし、ニューカレドニアでマスクしている人を見かけることもなかったような。。。荷物を受け取った後、その場にあった免税店兼売店で今夜から明日にかけて必要なお水を購入。機内で記入した紙を提出しただけで税関を通り抜けると真っ暗な外へ。ここには出発前にホテルを通して依頼しておいたRapid Transportの方が私たちの名前入りボードを持って待っていてくれた。今回はHilton Numéa La Promenade Résidences泊だったのだけど、日本のヒルトングループの連絡先に電話をしたら(もちろん日本語で!)、あちらの担当者のメールアドレスを教えてくれたので、こちらから送迎希望ですと連絡を入れました(これは英語で)送迎代は有料ですが、メールだけのやり取りできっちり往復送迎を手配してくれました。さて、ドライバーに先導されてターミナルビルのすぐお向かいの駐車場に停めてあるバンへ移動。バンは後ろの席が向かい合わせになっていて合計6人が座れるようになっていた。2車線の真っ暗な道をひたすらまっすぐ40分くらい行くと街らしいところに到着。あとで思うとそこがヌメア市街でそこからは街の中を10分くらい行くと私たちが今回止まるホテルに到着。道も車もよかったので快適でした。その時点で私たちはニューカレドニアではドライバーさんにチップを渡すべきなのかわからずあたふたしましたが、空港の売店で手に入れていたコインをお渡ししました(が、後で調べたらチップの習慣はないとのこと)。チェックインの時、レセプションのカウンターの上にビーチにはサメが出るから遊泳禁止というチラシが置いてあり、え?ここ海入れないの?といきなりびっくりしました。日本で手配しておいた明日のエクスカーションについての連絡が入っていないか聞いてみると当初ないと言われたものの、念のために探してもらったところ、きちんと私たち宛の封書が出て来ました。これがないと明日の待ち合わせ時間と場所の詳細がわからなかったのでちょっとあたふたしました。どうやらこのホテルの従業員は人によってかなりホスピタリティが違うようで、初日のこの人は、この対応を見ても明らかなハズレ。それはその後セーフティボックスで問題が生じて開けられなくなってしまった時の対応でも。。。「明日の朝になったら部屋に行ってみてあげられるけど今夜は何もできない」と言われ、「朝6時半に出かけるんだけど朝って何時のこと?」と聞けば「7時過ぎかな」。試しに閉めてみたら開かなくなったという状態だったので、幸い必要なものは全部出ていたこともあり、部屋に残しておく貴重品は全てスーツケースに入れて鍵をかけておくことでとりあえず自己解決💦さらに、その方の適当な手配により5時半にお願いしたモーニングコールも15分ほど依頼より早めにかかって来た。。。

Hilton Noumea
ロビー 外廊下 キッチン 寝室 リビング

それはともかくお部屋は2LDKトイレ2つ、バスとシャワー室が別に1つずつと広いだけでなくみんなが同時に支度ができたりして本当に快適。今回は使わなかったけど食洗機もあったし、洗濯乾燥機もついていたのでこちらは重宝しました。あ、備え付けのヘアドライヤーはなかなかの威力で助かりました。

2日目
この日は日帰りでイルデパン島へ。私たちが滞在するグランデール島からは飛行機またはボートでの日帰り旅行が可能。ボートは費用は抑えられるものの時間が倍以上かかるし、船酔いも心配だから(しかも便数が少ないから日帰りは毎日可能なわけではないと後で知った)迷わず飛行機を選択。国内線専用空港マジェンタ空港(l’Aérogare de Nouméa Magenta)からエアカレドニアAir Calédonieが毎日複数便運行しているし、一応日本からも個人でウェブサイトから予約することは可能らしい。しかし、天候やストなどで乗るはずの便がキャンセルになることが多々あり、その場合の手続きが大変だったりするらしく、更に、グランデール島での空港への往復やイルデパン島内での移動の足を個人で確保するのはとても大変なので(実質タクシーしかない)たくさん催行されている現地発着ツアーを利用するのが現実的なようだ。で、現地発着ツアーを調べてみてびっくり。コロナ禍で観光客が減ったせいなのか、飛行機で行くような遠くの離島ツアーが軒並み催行されてない。。。再開に向けて調整中となっていたり、そういうツアーだけが申し込みの選択から外れていたり。。。実際日本の大手旅行社のホームページにあるオプショナルツアーからも離島ツアーが消えている。。。あるのは体験談だけ。念のため問い合わせてみたら、「今選べないようになっているツアーは催行していないということです」と言われた。。。💦たくさん検索した結果2つだけ出てきた離島ツアーを扱っているっぽい日本の会社のうち(株)トーホートラベルに問い合わせを入れてみたところすぐに手配してもらえることに。私たちは現地発着ツアーのみの申し込みだったため事務手数料1人につき5,500円(返金不可)を含めて合計165,000円でした。20数年前、現地で申し込んだ離島ツアーは日本語勉強中の学生バイトのガイドさんがついて来てくれてたものの大人1人5万円程だったような記憶が。値段が変わっていないことにビックリ!!
夜遅い現地到着時間と朝早いツアー出発時間から現地調達は厳しいかなと日本から持参したビスケット&子供用パックジュースで朝食を済ませ、朝6時半の待ち合わせ時間ぴったりにホテルのロビーに行ってみると、既に現地催行会社であるLAND Communications New Caledoniaの中川さんが笑顔で待ってくれていた。昨夜からの雨は降り続いていたから、ひょっとして天候不良で催行中止になるのでは?と思っていた私たちだったのですが、「うーんもう少し風が吹けばねぇ。。だいたい雨は夜だけなんですよ。。。」と言い、飛行機が飛ばないなんてことは考えてもいないという風情で車を出す中川さん。客は私たちだけだったのですが15分ほどの道中は中川さんがニューカレドニアに来た理由からニューカレドニアの現状まで色々なことを教えてくれてものすごく楽しかった!!中川さんは30年ほど前から南太平洋、オセアニア地域(ニューカレドニア、タヒチ、バヌアツ、フィジー、オーストラリア)の観光開発に携わっているそうでその地域との比較も交えて「基本的に外資系企業の参入を認めないからニューカレドニアは観光開発があまり進んでいない」「ニッケルとか資源も豊富だしフランス政府からの支援もたっぷりだから人々はガツガツ働かない」「ここはフランス本国の平均よりちょっといいくらいの教育が受けられる」「中国や韓国の人たちはこのくらいお金を払うならもう少し足してタヒチに行っちゃうからあんまり来ない」などなど話は尽きない。もう成人された現地育ちのご子息や奥様のお話も含めて、淡々と日本もニューカレドニアもどちらも必要以上に持ち上げたり貶めたりしない感じで語られていて、こちらもただただ興味深く聞いていました。
空港に着くと、中川さんに連れられてチェックインカウンターへ。パスポートを提示し荷物を預ける。受託荷物12Kg、手荷物5Kgの重さ制限があることと、スノーケリングセットは機内持ち込み禁止である点は要注意!!ちょっと時間が早かったので売店でお水を買った後、ベンチでまたまた中川さんと雑談しつつ今日1日の流れについて説明を受ける。ちなみにコインを持っていなかったので自動販売機ではお水を買うことはできなかった。

かろうじて雨は止んだけど。。。

7時過ぎにセキュリティチェックが始まると、中川さんとはお別れ。中川さんによるとセキュリティチェックはフランス基準とのこと。また、フランス政府からの支援により航空機は最新のものだそう。20数年前に、機内は自由席だからどこに座ってもいいと言われ、機内もちょっとん?って感じだったので5万円も出してこんな感じなんだと不安に思った記憶があったけど、今回は同じく自由席だったけど全然違った。これなら国際線でもいいかもって思うくらいの感じだった。待合室は全行き先共通で、結構な人。フランス人と思われるバカンス客が1番多かったかな。はるっちより小さい子供を含む家族連れや、年配の両親と一緒と思われる親孝行旅っぽい方々など。全てのアナウンスがフランス語のみだったけど、バカンス風の家族連れが同じ行き先だろうと見当をつけてマークしていたのでそれほど不安もなく。待合室内でチケットを渡したら、飛行機まで徒歩で移動しタラップを登ったら7:50発のTY1423便で出発✈️
8:20にイルデパン島着。明らかに分厚い雲の上を飛んでいたからやっぱりなって感じだったけど雨が降ってる。。。気温、湿度とも高めで早速上着を脱ぐはるっち。空港はメインの建物からしてとても素朴な感じで、受託荷物はなんと窓口から手渡しでした。空港を出たところで迎えのバスを待つ。みんな同じところかしら。。と思いきやバラバラと色々なところからお迎えが。私たちはホテル・ク・ブニーHotel Kou-Bougnyのバスで満員だったかも。バスは空港を出るとすぐに何もない一本道に。一応舗装はされているけどやっと車同士がすれ違えるくらいの道幅で結構アップダウンもあったような。イルデパン島と言ったらビーチのイメージだったけど島の内陸部は山がちなのかな?という印象

本島とはガラッと雰囲気が変わる 右はHotel Kou-Bougnyのロビー

9時過ぎにホテルに着いたら特になんの説明もなく解散。ロビー横のカウンターでウェルカムドリンクを貰えた。雨も上がっていたので、お手洗いを済ませたらとりあえずロビーを出てホテルの入り口まで行き、道を渡った向かい側のクトビーチ(Kuto)へ。

砂浜がず〜っと続く

木の下にレジャーシートで場所を確保。と言っても最初誰もいなくて、ここって行っていいところなのと不安そうにするはるっちでした。サラサラの砂浜と透明な海。このお天気でも素晴らしいビーチ。砂の粒子が特別に細かいとのことで歩いているだけで足の裏の角質が取れちゃうんだとか。潜らなくても小ぶりの白いお魚が集団で移動している様子が見える。

お魚が見える。。。

最初は砂浜で砂遊びをしたり、ちょっと足をつけてみたり。。。雲が流れてるから晴れるかも、と思っていたら。。。30分もしたら。。。

背景左に見える船は本島から到着。車も出てきてた

本当に晴れた!!素晴らしい!!

ぷかぷか浮く

午後から別の場所でシュノーケリングだし、全部濡れちゃうとランチの時レストランで困るんじゃ。。。と言って最初こそ躊躇していた私たちでしたが、この綺麗な海で遊びたい誘惑にあっさり負ける。びっくりするほどたくさん日焼け止めをスプレーしていたのに午前中だけで大変な日焼け(夜まで気付かず)!!
東京から持参していたDean & Delucaのクッキーで飢えを凌ぎつつ遊ぶ。送迎のバスでここに売店が、、と言っていたからホテルから車ではすぐのところにあったのかもしれないけど見渡す限り何かを買えるようなところはなかったのでクッキーを持ってきておいて本当によかった。
12時にランチのためレストランに来るよう言われていたので15分ほど前に海から上がって着替える。遊んでいる内に他のグループも出てきてビーチには私たちだけってこともなかったけれど長いビーチで十分な距離があったのではるっちとワンピースを上から羽織るだけのママはその場で。流石にパパが全部脱ぐわけにはいかないのでホテルの更衣室に行く。

Hotel Kou-Bougnyのレストラン

ランチはツアーに含まれていて、レストランで名乗るとすぐにテラス席に案内された。飲み物だけは別とのことでその場で注文する。出てきたのは。。。伊勢海老とマグロの刺身の盛り合わせ(チューブ入りのわさび付き!!)、白身魚の塩焼き(丸焼き)とチキンカレー & ライスと付け合わせと思われる野菜(なんだかわからなかった)。3人前(しかも1人は子供だ)とは思えない量!!伊勢海老は甘味があるし、カレーは具が大きくてチキンもホロホロで辛すぎることもなくという感じでどれもとても美味しかったんだけど。。。この国のハエはとにかくシーフードが大好き!!バーガーなどを食べている周りのテーブルには見向きもせず、私たちのテーブルに殺到。カレーと付け合わせはスルーでひたすらシーフードのみにたかる。。。数匹とかいうレベルではなかったのでお腹を満たしたら即退散した私たち。このレストランのバーで本日午後用のお水を購入できました

豪勢なシーフード。。。ハエがたかっている写真は凄すぎるので自主規制

午後1時の出発まではホテルのロビーでしばし休息。あれれ、だんだんお日様が陰ってきた。。。ここでお手洗いを済ませたはるっちとママ。結果これが大正解。この後向かったオロ湾の天然プール、ピッシンヌナチュレル(La Piscine Naturelle)には本当に何にもない。お手洗いも、着替える場所も。
バスの中から、私たちが向かっている方角には雲がかかっているのが見えた。。。と思ったらオロ湾付近はやっぱりどんよりしていた。
バスを降りたら事前に聞いていた通り、ほんの少しだけ川のようになった海に沿って歩いたらその川もどきを膝くらいまで水に浸かりながら渡る。一応ここを渡るということを示す小さな手書きの標識があるけれどあらかじめ知ってないと見逃しそうな素朴な立札。足元はゴロゴロと大きめの石プラス海藻という歩きにくい感じだし、その後ジャングルの中をその川もどきに沿って10分程歩くことを考えてもマリーンシューズがお勧め。1,000円程で入手できる安物でも十分です。

左:この立札にはるっちが気付いた!!  右:ジャングルを結構歩く

川もどきを渡るのは結構大変!!流れはほぼないから流される心配はないし、水は冷たくないけど、足元は悪く、ちょっと澱んでいて泡とか浮いてるし。その後のジャングルも基本は土だけど木の根あり石あり時々は段差もありという感じでビーチサンダルだったママは大変だった💦
案内が何もないし(実は目印があることを帰りに発見!)、私たち以外誰もいなかったので本当に正しい道なのか心配になりながらようやく到着。。。してみると。。。他にも何組か観光客がいた。
しかし、曇っているせいか写真とだいぶ違うような。。。。岸の方は若干澱んでるし。。。とはいえ水は透明で潜らなくても魚が見える!!

ピッシンヌナチュレル 曇りバージョン

この天然プールのプールサイドにあたる部分の岩地に場所を確保したら早速プールの中へ。浅いエリアにはクトビーチで見たような白っぽい魚しかいないようだったけど深いところに行ってみると。。。青、黄色、黒など様々な色や大きさの魚がたくさんいて水中は素晴らしかった。私たちは持参したスノーケルセットでスノーケリングを楽しむ。スノーケルセット、現地には子供用はない可能性があるいうことだったので持参したこともあり確認してないけど、ツアーによってはレンタル可能らしいとのこと。ここには昔ママが、ツアーでくれた餌付けのクッキーを持ってたせいで白い大きめのお魚たちに取り囲まれ、まわりをぐるぐる回られてしまった恐怖の思い出が(浅いと気づき、立ち上がって脱出)。
バスの時間があるから現地滞在時間は1時間ほどしかなく、ギリギリまで水に浸かっていた私たちは慌てて岩の影で着替える。ここには何も設備がないので皆さん適当に岩陰などで隠れつつ着替えていたようでした。そして。。。帰る頃には雨まで降り出した。大急ぎで歩いたせいで、ビーチサンダルだったママはプールの底の石の角で足の指が切れただけでなく、最後の川もどきを渡った時には酷使してきたビーチサンダルの鼻緒が外れてしまい大変だった。。。そんなこともありバスに5分遅刻。しかも、行きは私たちだけだったのに帰りは満席。みんなを待たせてしまい申し訳なかった。天然プールからバス方面に向かっていたのは私たちだけだったので他の方々はバス乗り場にあるレストランか川もどきを渡ったところにある、Le Meridién Ile des Pinsに滞在していたのかな。

はるっち人生初スノーケリング

飛行機の時間に間に合わせるためピッシンヌナチュレルから直接空港に向かうと聞いていたのに、どう考えてもさっきいたホテル付近を走っているなぁと思っていたら本当にHotel Kou-Bougnyに着いた。と、ママの隣に座っていた女性が、実は一人旅中の日本の方で「今日は飛行機が飛ばなくなっちゃったみたいなんで皆船で帰るみたいですよ」と一言。びっくりしてバスを降りたところでドライバーさんを捕まえ、聞いてみると、英語はわからないと言われてしまった。。。え?と思っていたらすぐに乗り合わせていたフランス人と思われる女性グループを捕まえて通訳をお願いしてた。フライトのキャンセルは本当で、航空会社によってその便を予約していた全員を午後5時発の船に振りかえ手続きしてあり、このドライバーさんがここから車で5分のところにある船着場まで全員を送迎するとのこと。この女性客の皆さんに「皆さんも船で帰るんですか?」と聞いてみたらYesだって。やっと事態を把握した頃、飛行機はどうなった?っていう緊急事態だったにもかかわらずさっきバスから何故か英語で「restroom」って叫んで飛び出して行ったパパがほっとした様子で帰ってきた。本当はピッシングナチュレル後バスに乗る前にバスの乗車地点にあるレストランでお手洗いを借りたかったんだけど、遅刻した上貸切状態だった行きと違って満席だったから言い出せなかったんだって。こういうところでは行ける時にお手洗いに行くが鉄則だね!
バスの出発までロビーで休憩していると、レセプションのお姉さんが「旅行社から電話がありました。ちょっと待ってくださいね」とかなり上手な日本語で話し掛けてきて、LAND Communications New Caledoniaに綺麗な日本語で折り返し電話をかけてくれた。旅行社の方が改めて状況を説明してくれた上、Noumeaの港に迎えに行きますと伝えてくれた。やっぱりツアーにしておいてよかった。今回はたまたま船便がある日だったので振替えられたけど、船は毎日出港するわけではないことも考えると自分で手配はやっぱりハイリスクかも。ちなみに、突然のフライトキャンセルの理由は乗務員の体調不良だったのだそう。

左:ホッとした様子のパパ  真ん中:この船、実は朝ビーチから見えたやつだ!

船着場では係の方がリストを持っていて飛行機の搭乗予定者だったことを確認していた。どういうわけか手荷物を1つ預けると登録されていたようで、私たちとしては別に預けなくてもよかったんだけど、預けないと話が進まないって雰囲気だったので行きの飛行機でも預けた荷物を1つ差し出した。私たちのフランス語力(片言、というかいくつか知ってる単語や言い回しがあるだけ)では流れに逆らうのは大変そうだったので、流れに乗っておきました。実際Noumeaについた後の荷物の受け取りも問題なかった。(降りたところの地べたに並べてあったのを勝手に取っていくシステムだった)
思いの外スムーズにコトが進み、乗船してみると出港まで30分もあった。高速船ベティチョ2号BETICOの船室は1階、2階があり2階の船室からはデッキに出ることが出来る。船酔いを恐れていた私たちはデッキで過ごすことにする。デッキのベンチに座ってみると、まだ停泊しているだけだけど、ほとんど揺れを感じない。一応はるっちに酔い止めを飲ませたけれどパパとママはとりあえず酔い止めなしで行ってみることに(そのまま不要だった)。出港間際になるといきなり係の人たちがデッキにやってきて中に入れと言う。せっかく席を確保したのに。。。と思いきやそれは出港前に安全ビデオを見せるためだった。それがわかったので私たちは2階船室後方で立ったままビデオを見た。ちなみにその時点で意外と船室は埋まっていた。ビデオ終了後デッキに戻って着席。そこから3時間後にNoumeaに着くまでデッキのベンチで眠ったり、ビーチで食べてたクッキーの残りを食べたり、外の写真を撮ったりして過ごしていました。もう雨は上がっていたので、雲は多めだったけれどちょっとしたサンセットクルーズの雰囲気も船の売店でパニーニを売っていたようでデッキではかなりの人が頬張っていました。2時間半と言われていたけど実際には3時間の船旅。今回は全く揺れず、デッキは風はあるもののギリギリ耐えられる程度の寒さで快適だったので本当に楽しめました。突然のハプニングだったけど、船旅も経験できてかえってよかった。ちなみに、船代と航空運賃の差額が払い戻されることはありませんでした。
到着が近づくと出口に向かって並ぶ。割とすぐに下船できたと思ったらもう預けておいた荷物が運ばれていた。朝空港まで送ってくれた中川さんが迎えにきてくれていた。私たち以外にもう1組、熟年ご夫婦がいらした。到着した離島行きフェリーターミナル(Gare Maritime des iles)は空港とは違ってNoumea市内にあり、ホテルまで10分くらいで着いた。別れ際、中川さんと記念写真を。中川さんがはるっちに「大人になったらまた来てね。20年後くらいかな?」と言ってくれました。

気温もちょうど良く揺れもなくずーっと快適だった船旅 上:船からのNoumea

夕食はホテルのレストランLa Terrasseで。パパがレセプションでレストランはどこですか?と聞いたらエレベータで上がったところだと言われて辿り着いたのですが、本当はホテルに隣接すると噂のショッピングモールにレストラン街でもあるのかなと思って聞いたのでした。その時はまだショッピングモールと聞いて想像していたものが実際のものとはだいぶ違ったもので。
入り口でpizzaの文字を見つけ、もう遅いし他を探すのも大変だしね、と入ったらピザだけ終了してた。パパはバーガー、ママとはるっちはパスタを食べたけどとても美味しかった💕ただし量が多くて食べても食べても減らなかったけど。ニューカレドニアでは大抵のところにキッズミールがあるのか、はるっちは毎回キッズミールを選び完食してたのでキッズミールは程よい量かも

遅めだったせいかガラガラのレストラン

その後、レセプションで昨夜苦戦したセーフティボックスをみて欲しいとお願いすると、快く部屋に来てくれるって。しかも、その前にお水を買いたいと言ったら売ってる場所を教えてくれた上、その間15分ほど待っていてくれた。昨夜の方とは違い大変親切でセーフティボックス問題も解決!!感謝

3日目
日本より2時間進んでいるニューカレドニア。そのせいで普通に生活すると遅寝遅起きになりがち。この日もゆっくり起きてこの辺りイチとの評判のベーカリーL’Atelier Gourmandへ。ホテルからまっすぐ徒歩数分、昨夜のガソリンスタンドよりも手前にある。もう10時も過ぎてるから、すでにクロワッサン系は売り切れだった。。。気を取り直してハード系のパンやドリンクも買ってイートインスペースでいただきました。どれもものすごく美味しくて評判がいいのも納得!!

L'Atelier Gourmand
朝のピークは過ぎてきたようだけどそれなりに賑わっていた

食後、この道をそのまままっすぐ進むと比較的大きなスーパーマーケットがあるとの情報があったのでプラプラ歩き出す我々。昨日と違って朝から快晴のこの日。全部で30分も歩いていないはずなのに目標地点がわかっていないこともあり物凄い陽射しに到着する頃にはだいぶへばってました。

Route de l'Anse Vata
 ひたすらまっすぐ

スーパーAuchanでは主に市販品のお菓子類を。ここのお菓子はフランスなどヨーロッパのものの他オーストラリアから来ているものが多いよう。あと、やはりここはヨーロッパなんだなと思ったのはニベアのヨーロッパでしか売っていない(と社員である友人に以前聞いた)顔にも使えるクリームが売ってたこと。これ、安い上大きいのに本当に高級化粧品のクリームと使用感も変わらない。(個人の感想です)もちろん迷わず購入。全く確認せず買い物した私たちも悪かったんだけど、帰国後よーくみると、買った時点ですでに賞味期限過ぎてるじゃんっていうものが割と紛れ込んでいる。ここ以外で買ったものでもそうだったし、機内でもらったドライフルーツも、だったのでニューカレドニアの人はあまり賞味期限を気にしないのかもしれない。。。今日は午後からはるっちお楽しみ、ホテルのプール遊びの予定だったので、時間も節約したかったし部屋でランチをするべく、ラップ、サンドイッチ、サラダ、フルーツなどなども購入。積んであった野菜、果物は私たちの語学力で量り売りを攻略する気力がなく断念。物価は何も買えない!と怯むほどではないものの総じて東京より若干お高めだったかも

Grocery Store
買い込んだものは大体オーストラリアかフランスのお菓子類

帰りにホテル近くのサーフショップBILLABONGで昨日壊れたビーチサンダルやTシャツなどをお買い上げ。短い旅では後で!があることは稀なのでその場で迷わずね。ランチの後は早速プール。といってもここはリゾートホテルではないからそんなに立派なプールではない。小さめの長方形のプールで片側は1.2mの深さがありはるっちは背が立たない。水は冷た目で入るのはちょっと勇気がいるかも。これ、私たちだけでなく他のゲストも入るまではなかなかの時間を要していた。約2時間、ここ数年の水泳教室のおかげですっかり泳げるようになったはるっちは飽きることなくプールを満喫。その間大体我が家の他に1組誰か別の家族やカップルがいるという感じでした。3組ぐらい入れ替わったような。

Pool at Hilton
食器も備え付け さっと食べてプールへゴー

夕方、ホテル1階にあるショッピングセンターLa Promenade Shopping Centerへ。この表現がちょっとトリッキーで実はホテルの宿泊棟からは駐車場から通じる連絡通路を通っていく仕様になっているから昨日は見つけられなかった。

Pass to the Shopping Center
ホテルから行くにはまず駐車場に行かないと。。。

いわゆるショッピングモールを思い浮かべているとちょっと想像とは違うかも。お庭に面して路面店が連なっている感じでした。セレクトショップBLUE BARREL、テイクアウトのマカロン専門店Passion Macaron、日本人がやってるお土産屋さんAqua、アクセサリー店Egérieなどなどを1時間ほど巡った後、そのまま海沿いを歩いて夕日を拝みつつ、パパとママが結婚式をした思い出のチャペルがあるLe Méridien Nouméa Resort & Spaへ。

La Promenade Shopping Center
BLUE BARRELは子供向けグッズ多数ではるっちも満喫 

ついた頃にはすっかり日が暮れていた。ビーチに続くプールサイドからホテルへ。このビーチサイドで式後のセレモニーをしたんだったなぁ。。とはるっちに話しながら懐かしがるママとパパ。。昔話に興味がなくただただお腹が空いているはるっち。はるっちをなだめつつホテル内に入って行くと。。。結婚式の出発点となった階段発見!でもそこからどうやってチャペルに至るのかを覚えていない。階段下は通行禁止になっているし。。。思い切ってレセプションで聞いてみると。。。レセプションの女性は明らかに若く、私たちが結婚式をした20年以上前にはいなかったと思うけど一応また来てくれたんですねって言ってくれた後、チャペルは庭からまわって見に行っていいよと言ってくれました。ついでにここで急遽夕食の予約も。行ってみると。。。あった。2人してあー懐かしいと言ってはるっちに写真撮影をしてもらったりして、早くご飯に行こうよというはるっちに色々昔話をしていたのだけど。。。後で昔の写真を見て驚愕。チャペル、全く面影なく建て替えられていた。。。いくら検索してもいつ行われたのかはわからなかったのだけど。

Chapel at le Méridien Nouméa
左:現在のチャペル ガラス張り 右:結婚式当時のチャペル メラニシア風

そんなことにはまだ気付かず、機嫌よくさっきレセプションで予約してもらったホテル内のレストランLe Sextantで夕食。はるっちは今日もボロネーゼ、パパは昨夜は食べ損ねたピザ、ママは牛肉のタルタルを。とっても美味しく完食だ!

Restaurant at le Meridean
プールサイドで壁がないからそのまま海が見える

帰りはタクシーが見つからず、呼んでもらうにも近くにホテルの人がいなくて探しに行くのも面倒だし歩くか。。。って感じでかなり真っ暗な中隣接するカジノの周りをぐるっと歩く。ガイドブックなどではこの辺りを歩くことは回避するようにとあったけど確かに暗めで人通りもほぼないけど、危険な香りはしなかった(個人の感想です)。10分ほど歩き、来る時に通った海沿いの道に出たらもう割と賑やかで安心でした。ホテル着後忘れず夕方La Promenade Shopping CenterPassion Macaronで買ったマカロン&ギモーブを。
この日は夜間も雲が切れていたため、はるっち就寝後パパとママは星空観察を。南十字星がなんとか見えた!!

4日目
この日は最終日。深夜の便で帰国。とりあえず朝食を食べにLa Promenade Shopping Centerへ。パパの調べによると評判がよいらしい、ベーカリーAu Pain d’Antan。お店の前のテーブルでクロワッサンなどをコーヒー、オレンジジュースと共に。快晴で溢れる光の中、お庭の芝生のグリーンも心地よかった。

Au Pain d'Antan

朝食後はお部屋で着替えてプールへ。というのも、ホテルは今夜の分もとってあるのでギリギリまでチェックアウトする必要はないけれど、濡れものを持って帰るのは嫌だから午後には洗濯乾燥機を回してしまいたい。。。お部屋には洗濯乾燥機はもちろん洗剤もあり、すぐに使える状態なんだけど、使い方は簡単なペラ紙1枚置いてあるだけなので細かい設定まではわからない。なので洗濯物を完璧に乾かすまでには至らないから、早めに終えて完全に乾くまでの時間を稼ぎたいところ。。。プールを満喫後は、またまたLa Promenade Shopping Centerで追加のお土産などを買いつつランチできる場所を探す。結局、このショッピングセンター内で昨日も結構人が入っていて人気がありそうなレストランPizza & Pastaに決定。日本語メニューもあった。パパはペンネビスト、ママはスモークサーモンのタリアテッレ、はるっちはキッズメニューのミートソースパスタを。料理を待っている間にママがはるっちの痒み止めをとりにお部屋に戻っている間に。。。2人は食べ終わってた❗️そして、オープンエアのこのレストランでも”ハエはシーフード好きの法則“は健在で、ただ1人シーフードものを頼んでしまったママのパスタはハエから守るためテーブルナプキンで蓋がしてあった。そのまま食べた。。。。お料理には全員大満足でした😋

Pizza & Pasta
キッズメニューはデザート付き

すっかりお腹を満たしたら、ヌメア市街を目指す。これに先立ってホテルのレセプションでバスに乗ってヌメア市街に行く方法を聞いてみたところ、今日の担当はやる気のない方だったようで、バスはフランス語がわからないんだったら難しいからやめた方がいいと言われたのだけど、ガイドブックその他の情報では難易度低めとのことだったし、タクシーよりバスの方が乗り物酔いが起こりにくいということもあり、バスで行くことに。幸いバス停はレストランの目と鼻の先にあった。料金は1人300CFPとガイドブックに書いてあったので勝手に子供は半額かな?と乗車時に運転手さんに750CFP渡したら、足りませんと言われてしまった。子供料金ってないみたい。正しい金額900CFPを支払ったらチケットをくれました。チケットはピッと機械にかざします。空いていたので座ることができました。日本のバスと違うなぁと思ったのは運転席が仕切られていて小部屋みたいになっていて、入り口側がちょうど駅の窓口のような下方に開放部のあるアクリル板になっていることと、座席にクッションがなくプラスチックのシートであること。バスはわかりやすく海岸線を進み、途中ヨットハーバーなどの素敵な場所や大学などの横を通っていきます。地図を見ていればどこにいるのか分かりやすく、なんとなくどの辺りにいるのか把握できました。約20分後、モーゼル湾広場(Place Moselle)のバスターミナル(Gare Routière)で下車。バスを降りた瞬間、周りのちょっと荒廃した雰囲気にびっくり。別に身の危険を感じるという訳ではないけれど、リゾート地Anse Vataとは全然違う感じ。

Bus to Noumea town
右:出発地点 Anse Vata  左:到着地点 Noumea Town

とりあえず、バスターミナルってこういう雰囲気のところ多いもんね。。。と気を取り直して、そこから3ブロックほど離れたヌメアの中心地と言われるココティエ広場Place des Cocotiersを目指す。この辺りはチャイナタウンのようで通り全部が中国っぽいお店になっていた。治安の悪さは特に感じないけれど閑散としている。 プチパリって言われているけど、ちょっと無理があるような。。。と思った20数年前と同じ感想。ココティエ広場を横切り、その北側のいわゆるショッピングに最適なエリアへ。と言っても大きなショッピングモールやデパートがあるということではなく、小規模な路面店が連なる感じ。早速スーパーとコンビニの中間ぐらいの食料品店でお菓子を買い増し。。。少し北側のアルマ通りRue de l’Almaを始めとしてココティエ広場の周囲の通りのお店を覗きつつ時々子供服などを買いながら散策。寄りたくなるようなカフェが目につかなかったということもあるけれど、ランチをたっぷり食べた後ということもあり、休憩なしで1時間半ほど散策した後元いたバスターミナルに戻り同じくバスで帰る。今回は行かなかったけれど、このバスターミナルから朝市Marchéの建物が見えた。

Noumea Town
リゾート地でもなく、大都会でもなく。。。

Anse Vataへは幾つかの系統のバスで行けるとのことだったので、路線図から目星をつけた来た時とは違う系統のバスに乗る際に念の為運転手さんにAnse Vataに行くか聞いてみたらこれではなく来た時と同じ系統のバスに乗るようにと言われたので結局往復同じ系統のバスを利用。
Anse Vataに戻るともう5時半過ぎで、空港への車の時間を考えるとそろそろ夕飯を、という時間帯だったのだけどまだお腹が空かないなぁってホテルの目の前のビーチやLa Promenade Shopping Centerをプラプラ。

Last moment in Anse Vata
昨日夕方ビーチで作ったオブジェがまだ残ってた!!

機内泊だから出発前にシャワーを済ませたいと考えるとレストランで食べてる時間はないってことになり、買って帰って部屋で食べることに。幸い、2日目にお水を調達したガソリンスタンドの売店はちょっとしたコンビニぐらいの品揃えだったから、はるっちとママが荷造りしてる間に、パパがそこでサンドイッチ、ラップ、サラダなどの軽食を調達。ギリギリ支度が終わってお迎えの車が来る午後9時半にロビーへ。空港までの道は真っ暗。きっちり50分後に空港着。

check out and ...
ホテルと空港の間はほぼ真っ暗!

空港に着いて驚いたのはチェックイン時間が始まったばかりなのに長蛇の列、しかもものすごくゆっくりしか進まないこと。今回チケットを取るのに苦労したのはこの帰国便だったんだ!と納得。チェックインが終わった後に出国前も出国後を1カ所ずつお土産を買えるようなお店があったけれど、事前の噂通り街中よりも高めの値段設定たっだので、滞在中にお土産を買っておいてよかった。
今回は弾丸旅行でしたが、イルデパン島を旅程に組み込むことができて本当によかった。やっぱり日本で一般にイメージされているニューカレドニアってこの美しいビーチのことだと思うから。。。値段分の価値はあったと思います。出発前の雨予想は外れたものの、イルデパン島に行った日のみ曇りがちではあったけれど、日焼け事情を考えるとちょどいいくらいの晴れ間でした。それでも全員帰国後に一皮むけました笑 

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