~基本情報~
<行き先> アメリカ合衆国 / ポートランド・シアトル
<日程> 2017年㋆27日~31日(3泊5日)
<飛行機> デルタ航空 直行便
(往路:DL68 ポートランド着 復路:DL167シアトル発)
<ホテル> ポートランド:The Benton シアトル:Motif Seattle
<レンタカー> Hertz Rent-a- Car
<予算> 約75万円+お土産代
夏休みの旅行計画を立てるにあたってみいちゃん、はるっちからドライブがしたいとのリクエストが🚙。実はこの春行ったオーストラリアでちょっとだけドライブをしてみたところ、現地のドライブ事情もよく、たまたまいい車があたったこともあり車酔いもせずとっても楽しかったみたい。みいちゃんは乗り物酔いがましになり、体験的に酔い止め薬使用のタイミングもわかってきたみたいでドライブを好むように(昔からは考えられない!!)。はるっちもこの頃にはまだ乗り物酔い未経験だったのでした。。。独身時代アメリカで運転していたこともあり、ドライブ旅行と言えばアメリカかな、だけど部活やら色々あって短期になるから直行便があるところしか無理だな、そういえばポートランド行ってみたいな、夏には爽やかな気候でいいんじゃないかなということで、オレゴン州ポートランドが候補に急浮上。意識高い系の人々の間で大評判で雑誌でも書籍でもよく取り上げられていた時期でもあり、ポートランド未踏の私たちは、普通の人(私たち!)にとってはどんな場所なんだろうか、と興味津々だったのでした。そこで、今回は成田空港から直行便のあるポートランドとワシントン州シアトルを目的地としてその間をドライブすることに。7月27日から31日までの3泊5日の日程(短かっ!!)でポートランド、シアトル旅行に行ってきました。
1日目
通常費用対効果的観点から京成スカイライナーを使うことの多い私たちですが、この頃電車に目覚めていたはるっちのリクエストによりこの旅では成田エクスプレスを。これがツキを引き寄せたのか、16時55分発DL68に搭乗するとサプライズが!!機内に入ってすぐの通路を進もうとしていたはるっちとママの目の前にいたCAさんが突然振り向き「コックピットに行ってみませんか?」だって。こういう誰もが喜ぶことを期待されている場面で意外と塩対応することの多いはるっちなので(みいちゃんも!)、え、断わっちゃったらどうしよう💦とママは一瞬心配しましたが、さすがにいくらはるっちといえどもはにかみつつも行くぅー!!となりました。そのCAさんの案内で通路を前方に進み、コックピットの扉の前まで来ると。。。CAさんの案内はそこまでで、なんと機長さんに引き継がれたのでした。いきなり恰幅のいい外国人の機長氏を目の前に戸惑うはるっちとみいちゃんに操縦席に座るよう促す機長氏。操縦席に座ると帽子をかぶせてくれたり、それがみいちゃんに、だったので若干いじけたはるっちには操縦桿を触ってごらんと手を添えてくれたり、終始ご機嫌で勢いのある機長氏。機長氏は全く日本語が出来ないのかすべて英語だったため、あいまいにほほ笑む子供たち。壁中にスイッチやらがあって間違って触れたら。。とビビる私たち夫婦には子供たちの写真撮っていいよーっと。少しの時間だったと思うのですが、本当大興奮、貴重な経験でした。今のところ人生最初で最後の経験になってます。
同日午前無事ポートランド着。コックピットで気づかないうちに何らかのスイッチを押したりしてないかしら?と気が気でなかったママは着陸して心からほっとしました。空港でレンタカーをピックアップした後はパパがあらかじめ街を眺めるのに最高のロケーションだと調べてあったオレゴン健康科学大学(Oregon Health & Science University; OHSU)病院へ。パーキングスペースを何とか探し車を止めたらPortland Airial Tramで上に登っていきます。観光客も普通に来ていて着いた時にはそこが病院とは気が付かなかったパパ以外。ちょっと病院着着ている人が多いなぁと思ったら、そういうことだとパパから解説が。
乾燥した爽やかな青空の下景色を堪能したら下におりてLove Joy Bakersでランチを。ピザがとっても美味しかった。
車に戻り、ホテル(The Benson)へ。とてもクラシカルな素敵なホテル。
荷物を置いたら徒歩でポートランドの街散策へ。まずは、ホテルからほど近い世界最大のインディペンデント系書店であるパウエルズブックス(Powell’s Books)に行き、子供の本などを中心に見て回る。みいちゃんは本に加えてかわいい靴下も購入しました🧦。それから家族みんな大好き異国のスーパーの視察へ。
そこからそのあたりのお洒落系雑貨ショップなどに入りつつ、パールディストリクト(Pearl District)を散策。この辺りはかつて荒廃していた倉庫街がリノベーションしてお洒落で活気のあるエリアへと変貌を遂げたという地域で、意識高い系が絶賛する”ザ・ポートランド”なエリアらしいです。ただ。。。事前情報が絶賛だったせいか私たち普通の人にとっては、そこまでかな、という印象。夏なのにちょっと寒いという気候(ただし、晴天で爽やかではある)もちょっとびっくりだったけど、それはそれとしても、お洒落スポットは意外と点在していて、その間にはドラッグでラリってるのかしら?と思える浮浪者風若者が座り込んでいたり、あの独特のドラッグ臭が漂っていたりして、ちょっとその横を家族で歩くのは躊躇するな、という感じも(でも、平静を装って通り過ぎたけど)。
さらに徒歩でデパートなどがあるパイオニアスクエアを目指す。途中何となく入りやすいスターバックスを発見、入る。以前バンクーバーのお店で食べて気に入ったロリポップ型チョコケーキ(東京では見掛けない)を見つけもちろん食べる。そして、ここポートランドが本店であるというので、パイオニアスクエアすぐ近くのアウトドア専門店コロンビア(Columbia)へ。じっくり店内を見て回るもののアウトドアなことをあまりしない私たち、結局何も買わず(なぜか後にシアトルの店舗で買う)。最後にパイオニアスクエア横のデパート、ノードストローム(Nordstrom)でショッピングしてポートランド散策を締めくくり、徒歩でホテルに帰る。
その後ノースウエスト料理といえば魚介かなということで魚介料理のレストランJake’s Famous Crawfishへ。ママとパパはやっぱりここではビールだよね、とブリュワリーもたくさんあるポートランドのビールで乾杯。食事の到着前から眠そうだったはるっちはここで撃沈でした...。
2日目
朝ごはんを食べに行こうとホテルを出ると本当にびっくりするくらい風が強くて寒かった!これはとても耐えられないとあちこち歩きまわらずホテルのすぐ近くにあるレストランThe Original dinerantへ。とってもいい感じのアメリカンダイナーでした。ここで私たちはがっつりアメリカンブレックファーストを堪能。
今日はいよいよポートランドからシアトルへとドライブです。せっかくならばこの辺りの自然を堪能しようと直接向かうのではなく、コロンビア渓谷にあるマルトノマ滝(Multnomah Falls)に行ってみることに。ホテル付近のガソリンスタンド兼コンビニで水や車中の食料を調達後、カーナビに目的地マルトノマ滝を入力して出発!!ポートランドから早速ヒストリックコロンビアリバーハイウエイ(I-84)で約50キロ、1時間もかからないんじゃないかな?という感じであまり情報はなかったけれどとりあえず順調にフリーウエイを東に向かって進んでいきました。ところが。。。カーナビは目的地周辺に到着しました。ナビゲーションを終了しますというのだけれど。。。どう見ても滝ではなく、川のほとりの駐車場に到着。静けさの中、川の流れとフリーウエイを通る車の音だけが響きます。おかしい、誰かに聞いてみようと思うも、そこにいるのはライダーの方々だけ。ちょっとマッチョなこわもて風で声をかける勇気は出ない。。仕方がないのでとりあえずさっきまでいたフリーウエイに戻って再トライ。でも。。。やっぱりカーナビが連れてきてくれたのは先ほどと同じ駐車場。
ここで私たちはカーナビを諦めた。持参したガイドブックのもの凄く大雑把な地図を頼りに人力ナビに切り替えた。青い空、フリーウエイ、そこから続く細い道、木々の緑、川。。。自然とフリーウエイ、車くらいしかないけれどうら寂しい感じは全くなく、しかし目印になるようなものも何もなく、地図と照らし合わせてもあってるんだか、間違ってるんだか...手ごたえ無く進んで行くと。。。ついに発見車の列を!!これ、滝に来た人達の駐車場待ちの列でした。大きい駐車場があるのかな、と思ったら、山の裾野の細い道の両側に無理やり駐車スペースを設けてある、何か日本の大きな神社の駐車場みたいな感じで、かなり長ーい車列になっていました。誘導してくれる人がいるわけではないので結構大変な思いをしてようやく駐車後滝に向かってみると、自然の滝がただあるのではなく、ゲートがあって入口付近にお土産屋さん、軽食屋さんがある、きちんと整備された観光地でした。
たくさんの観光客の皆さんについて私たちも滝の真ん中あたりの目の前にあるベンソン橋へ向かう。よく整備された小道で舗装されているけどそこはやっぱり自然の中。リスが飛び出してきた!!大喜びで写真を撮ろうとしたら...誰かが連れてたワンちゃんに驚いて逃げてしまった。ベンソン橋で滝を堪能してからちょっとお土産屋さんを冷かしてマルトノマ滝観光は終了。もと来たフリーウエイを西に進みインターステート5(I-5)とぶつかったらI-5を北に向かう予定で出発。
でも、I-5に入る前にランチを、とカーナビに出て来るレストランの表示とにらめっこ。と、見つけました、フリーウエイ出口付近にあり迷わず行けそうなお店を!マクドナルド🍔🍟!このマックはなんとプレイスペース付き!!みいちゃんもはるっちもテンションあがりまくりで、食事もそこそこにプレイスペースへ。まさかこれがこの旅のハイライトになるとは。。。というほど二人とも大いに楽しんでなかなか出発できず💦
マクドナルド出発後はカーナビに従って順調にI-5を北上。このまま約280キロ、約3時間半ほどでシアトルだー。。と思いきや3時間後、我が家の唯一のドライバー、パパが。。運転に飽きちゃった。大体ずーっとまっすぐ、かつ景色もほとんど変わらないのだから仕方ないかな。このままでは居眠りしちゃう💦ってことで急遽コーヒーブレイク。一回休憩したら元気に出発したものの、シアトル周辺は渋滞が。結局マクドナルドを出発して4時間半ほどでシアトルのホテル(Motif Seattle)に到着。色味が絞ってあるものすごくスタイリッシュなロビー、一般的なホテルのレセプションとは違い独立したチェックインカウンターが複数が斜めに配置されている。
受付中の前のグループが何やら手間取っている様子。ん、何かおかしいぞ?と思っていたら。。。それはシステムトラブルだったみたいで、私たちにも今この場でチェックイン出来ないのでしばらくたってからまた来てくれないか?だって。仕方がないので荷物だけ預かってもらい、ホテル目の前にあるレストラン(Elephant & Castle)で先に夕食を済ませることに。アメリカンな雰囲気のパブといった感じで活気があり、子供連れで来るようなところかしら?と思いきや席に着くとキッズメニューが出てきた。大人はビールで乾杯、子供は大好物、マカロニアンドチーズ(Mac & Cheese)を堪能。
食事後ホテルに戻るときちんとチェックイン出来た上、お詫びにと子供達にお菓子(m & m’s など私たちにとってアメリカンなお菓子類の詰め合わせでした)をいただきました。
3日目
朝、ホテルから徒歩圏の観光地、ウォーターフロントエリアへ。ガイドブックに載っていたチーズ専門店、私たちにとっては子供達の大好物、マカロニアンドチーズが美味しいと評判だから絶対行かなきゃなお店BEECHER’S HANDMADE CHEESEを目指します。昨日のポートランドと打って変わってシアトル、朝も寒くない!!しかも、大都市なのに人々が優しい印象。私たちが明らかに観光客風にお店を探していると。。。優しそうなおばちゃんがどこに行きたいの~?と向こうから聞いてくれたり。。。お目当てのお店はすぐに見つかり、私たちもお店の外から連なる列に並びました。普通、マカロニアンドチーズってお子様向けな感じでアメリカのレストランのキッズメニューの定番ですが、本来はチーズ専門店なだけあって、ここのものはちょっと大人向けの印象。ママ、パパには美味しかったんですが、はるっちには、ちょっといつものと違う。。。という感じだったよう。旅行に行くと、まだ訳が分かってないはるっちは観光地には興味ないし。。で仕方なく連れられているだけということになりがちだから、所々にはるっちが喜びそうなスポットをと、意識しているのですが、ここはちょっと違ったようで残念!繰り返しますが、大人には大変美味しかったんですけどね!!代わりに、というわけでもないのですが、すぐそばのやはりみんなが並んでいたパン屋さん(Le Panier Very French Bakery)に並んだらこちらは大当たりで、買ったマカロンなどをイートインし、皆大満足でした。よかった。
この後パイクプレースマーケット(Pike Place Market)建物内部のお魚やお野菜、果物などの売り場を冷かしたり、地下にある様々なショップでちょっと買い物をしたりもしたのだけれど、お友達や自分へのお土産を、とショッピングを楽しむみいちゃんに対して、はるっちはお土産なんて興味ないし。。。ショッピングの間中はるっちを飽きさせずお相手するのはなかなか大変でした💦そんな二人がそろって意外と楽しんだのが、今年(2017年)完成したばかりというマーケットフロントというエリア。エリオット湾に面している建物にショップやレストランがはいっているのですが、海を臨む部分が芝生の広場になっていて皆思い思いに過ごしている。パパやみいちゃんは芝生にゴロンとリラックス。はるっちは鳩さんと戯れてみたり。。。さらにこの広場は実は海沿いの道に面した建物の上にあり、ここから海はもちろん、そのすぐ手前を走る道路(Alaskan Way)が見えるのですが、はるっちはここを通り過ぎていく色々な車を飽きることなくずーーっと見つめていました。ここ車好き幼児、ずーーっといられます。その後シアトル発祥でおなじみのスターバックスコーヒーへ。ただし、マーケットプレース内にある本物の一号店はイートイン出来ないし、長蛇の列だったので通り過ぎただけで、私たちが入ったのは、パイクプレースマーケット内ではなく、そのすぐ手前にある一号店の雰囲気で作られた偽物?の方ですが。コーヒー、おなじみロリポップ型チョコレートケーキの他、Seattleって書いてあるからってことでマグカップなどの記念品もお買い上げの上、イートイン。ちょっと咳き込んではるっちリバース(しっかりキャッチ)などのアクシデントなどもありましたが馴染みのあるスタバでしばしくつろぎました。
午後はノードストローム(Nordstrom)などダウンタウンでショッピング。私たちはなぜか発祥の地ポートランドで買わなかったコロンビア、ナイキなどのTシャツなどを買ったりしました。ショッピングに対する反応はもちろん歳の差姉弟で大違い。ちょっと自分のTシャツなどを買ってもらったらもうすぐに飽きちゃったはるっちはパパと道行く車を眺めたり(結構車が通るのでずーーっと見ていられます)、ホテルに荷物を置きに行ったついでにお部屋で遊んでいたり。ホテルが近くて大変便利でした。一方のみいちゃんはママと飽きることなくお買い物。治安もいいし、道行く人々もお店の人達もとっても親切で、まるで地元にいるようにリラックスできて楽しい時間でした。再び合流後4人で歩いていると馬に乗った警察官が。馬を連れた警察官もフレンドリーで馬に触らせてくれたり、本当にみんな親切で気持ちの良い人々ばかり。
最後にスペースニードル(Space Needle)に行きたかったので夕食はチェーンのピザ屋さんMOD Super Fast Pizza Occidental Square店でささっと済ませ、ウエストレークセンターからモノレールに乗りスペースニードルへ。このモノレール、距離はとても短いのですが、ビル横をグングングンというモノレール独特のリズムで走り抜け、モノレールって人生で何回目かしら?という私たちにとってはとても面白かったです。チケット売り場に向かうと、もうすごく遅い時間帯のチケットしか買えなかったけれど、最終日だしここは頑張って行くことに。スペースニードルのあるシアトルセンター(Seattle Center)は広大で色々な施設があるのですが、スペースニードルの目の前に遊具の設置されている広場Artists at Playがあり、ここは無料で遊べるのです。ロープでできたジャングルジムのようなクライミングタワー(というようです、10メートル程の高さがある)というのがあり、セーフティーネットも何もないのですが、たくさんの子供達がよじ登ってました。みいちゃん、はるっちも果敢に挑戦。他にも円形のトランポリンのようなもの(真ん中はロープですが)が座面になっているブランコに二人で寝転んでみたり、小さな滑り台を滑ったり、パパと子供達は大満足でスペースニードルの待ち時間も全く気にならないほど。その間ママは敷地内にあったデパートMacy’sでショッピング。スカートで遊ぶみいちゃんのためにパンツもしっかり調達。
最後にスペースニードルに登る頃には午後9時を回りもう真っ暗。同じ時間帯のチケットを持った人たちと一緒にしばし並んでからエレベータで展望台へ。夜景を堪能してシアトル1日観光を終えました。
4日目
帰国する日。12時52分発DL167便に乗るため8時半頃ホテルを出発。今回はポートランドの空港で借りた車をシアトルの空港で返却します。シアトルの街中からタコマ空港までは約24キロなので順調にいけば30分もかからず着くとのことですが、一昨日ポートランドから来た時に体験したシアトル付近の渋滞も念頭にあったし、車の返却前にはガソリンスタンドを見つけて給油(満タン返し)しなくてはいけないというのもあり、余裕をもって出発。無事給油してレンタカーを返却したのがちょうどホテルを出発してから1時間後でした。
荷物と一緒にレンタルカーシャトルバスで出発ターミナルに移動。チェックイン、出国を済ませたらターミナルで飛行機を見ながら軽く食べ(またまたスタバ)てから機内へ。成田空港へは午後3時半過ぎに到着。とても短かったけれどこのところよく話題になっていたポートランドの雰囲気に触れることが出来たし、その後行ったシアトルも含めてただただ街の雰囲気を楽しむ感じであまりプランに縛られず過ごすことができて、たったの3泊とはとても思えないほど充実した旅行でした。